”Japanese Racism”??

だいぶ前に「外人犯罪裏ファイル」だとかいうムックがコンビニから撤去された件を取り上げたが、その後も英語で日本の話題を扱っている幾つかのblogでこの本が取り上げられているのを見かけた。そんなこんなが、とうとうdiggにまで波及してきた模様。

Two weeks ago some anti-foreigner / Japanese racism news caused a bit of a stir. I hope - I truly hope - these annoying acts were just coincidences. But I can’t shake the feeling there’s a connection here, because in my 13+ years of living on this island, I’ve never experienced such racism before.
Creepy crawlies comin’ out o’ the woods – M@Blog via digg

正確にいうと、直接にその本が取り上げられているわけではなく、このblogの書き手が日本で電車に乗っているときに遭遇した不愉快な出来事に関して、Racismとの関連を懸念している部分に張られているリンクが、Joe Itoの例の記事だったに過ぎない。
「不愉快な出来事」とは、ひとつは電車を降りようとするときに足を引っ掛けられたこと、もうひとつは通りすがりの婆さんに不気味なサインと呪いの言葉を浴びせられたことで、こう書くと、おいおい気のせいだよ、と言いたくなるが、それが例の本と結び付けられるところを見ると、日本で差別主義的傾向が強まっているとの認識が、外国人の間で広がりだしているようにも見える。しかし、国内のニュースで取り上げられる外国人の犯罪事件は、英語圏以外の国の人によるものであることが多いような気がするし、例の本を取り上げているのは、英語でblogを書いている「英語圏以外の国の人」なのかも知れない(面倒なので調べてないが)。しかし、少なくともdiggの読者は圧倒的に米国人を中心とした欧米の人々が多いであろう。

"My roommate is Japanese and he told me they don't tolerate people who aren't Japanese very well over there. He also compared China as Japan's version of Mexico."
An American's Sudden Brush With Japanese Racism – digg

diggのコメントを見ると、どこの国であろうが都会にはヘンなヤツが多いよという冷静な意見や、いきなりpearl harbor!を持ち出すバカとかがいて、まぁその程度ならどうでもいいのだが、上記の引用のように、「おかしな」日本人論が飛び出してくると、なにやらそれが独り歩きし始めないかと心配にもなってくる。
なんか、うまくまとめられん。すまん。