暇だからTrackbackに返事でもするか。
しかし、このシナリオは全て、「労働者の過半数がそのような高能率労働者になれれば」という前提に依存している。
のというのがまず違う。なれれば、というのではなく、高能率労働しか仕事がない社会だろう。
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いや、あのねー、これは「分裂勘違い劇場」さんの記事の引用であって、オレが言ったことじゃないんだけど。更に、「分裂勘違い劇場」さんは「低能率労働者」の存在も示唆しているので「高能率労働しか仕事がない社会」なんてことは言っていない。そんな社会はあり得ないし、シミュレーションとして設定したとしても意味はない。
そんなことより、「労働者の過半数がそのような高能率労働者に」なっちゃったら「高能率労働者」自体が余ってくることのほうが心配だ。
なので、失業はあり得るとしても、「高能率労働者だから余る」ことはあり得ない。輸出することもできる、というだけの話なのでは。最高。
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労働市場が完璧に機能しない限り「余り」は出てくる。そして輸出先の国における失業にも触れておいたんだが、それについては?
そもそも「労働者の過半数がそのような高能率労働者に」なっちゃったら、そいつらは既に「高能率労働者」なんかじゃないのよ。
そうかな。少なくとも、200年前どころか、堺屋云々の20年前よりも、個人が生産性を上げるための知識もツールも増えていると思うが。
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「知識もツールも増えて」いたって、相変わらずマクロも組めない連中がいることは「分裂勘違い劇場」さんが述べている。そして、多くの人がマクロを習得したとき、それは「低能率」な作業となってしまうことが怖いのだ。あなた、読み書きできるでしょ? (あまり出来ないようだが。→後述)でもそれは数百年前なら一部の人間にしか出来ないことで、そいつらはその社会では付加価値の高い「高効率」の仕事をしていたのだ。
ようは、単純労働者の側に立って(?)、いつの時代にも言われてきたことだから、焦ることないですよ、と言いたいのだろうか。
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焦れと言っているのだ。技術とか知識とかがどんどん単純労働者の食い扶持を奪っていくのだから。
しかし、レジ打ちなんぞで安い給料で時間を売ることをよしとすることに比べたら、希望のある話だと思うのだが。
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「高効率労働者」になることを強いられているのに何が「希望のある話だと思」ったのか分からない。医者や弁護士や経営のプロとか、他にもいろいろあると思うけど、それら高付加価値を提供する人間が高い報酬を得る一方で、「低能率労働者」が薄給に甘んじていなければならない、その格差がますます広がっていくという話なのだぞ。
そして、その「高能率労働者」だって数が増えれば競争に晒される。アメリカじゃ弁護士が余っていて、トラブルを見つけちゃ「私が弁護をするから裁判を起こしましょう」なんてやっているくらいだ。
いい社会だよな、これ。その社会の到来に受けてがんばりたい。
単純労働の提供と享受を恥とする倫理が形成されているってのが面白いな。
前提なのか帰結なのか。
この記事に対するミスリーディングな、というより、つまんない読み方するなあ、という批判も発見。
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「希望のある話」とか「がんばりたい」とか言っているところを見ると、自分は「高能率労働者」になれると単純に考えているようだが、それはそれで結構なことなので、是非とも精進して頂きたい。
しかし、「分裂勘違い劇場」さんは「単純労働の提供と享受を恥とする倫理が形成されている」なんて一言も言っていないし、「この記事に対するミスリーディングな、というより、つまんない読み方するなあ、という批判も発見」なんて書き方だと、オレが誰かに対して「ミスリーディング」で「つまんない読み方するなあ、という批判」をして、あなたがそれを「発見」したという意味になってしまうのだが。
「ミスリーディング」しているのはあなた。作文ももっと勉強してください。
まったく、字は読めても文章を読解する能力のない連中が多いのにはあきれ果てる。小学生のうちから英語を教えるなんてのがナンセンスである証拠だ。もっともっと国語を勉強させねば。
そして、このような状況下で如何にして「高効率労働者」を「過半数」にするかの方法が全く示されていないところが「分裂勘違い劇場」さんのエントリに対するオレの「批判」なのだ。「高効率労働者」が増えればマンセーなのは言うまでもない当たり前のことであって、どうやってそれを実現するかを述べなければ全く意味がない。「いい社会だよな、これ」と言っているだけではそんな社会は来ない。