分裂勘違い君劇場の読み方 – その6

ええ、もういい加減飽きてきましたw すみませんが「読み方」にはなっていませんです、はい。

結論から言うと、今回の生産性論争は、ある産業(製造業)の生産性向上が、他の産業セクタ(ウェイトレス)の賃金にどれだけ影響するのか?の影響の程度(湯加減)についての議論でした。
今回の生産性論争の流れを簡潔・公平・分かりやすくまとめてみた

まだやるんか! プログラマの話に移っていたと思ったら、ここでまた蒸し返してくるとは。どうも坂本多聞という人に脊髄反射したように感じられたのだが、新しい挑発相手が見つかって大喜びかw

論争の当時者が議論のまとめをして公平と言えるの?
死よりも悪い運命@lakehillのブックマーク / 2007年02月19日

ごもっともwwwwww またぞや他人のフレーズ流用して「まとめ」とはwwwwww
さて、分裂君は例によっていつも通り捏造をしてますなぁ。「で、記事から、とりあえず限界生産性という言葉を取り除いてみたんですが、それで辻褄合います?」とか言ってたくせに、「で、劇場は国際競争の不完全性が限界生産性に影響を及ぼすメカニズムを図解。」なんだとさ。
また、「で、湯加減が具体的にどうなのよ、ということの実証データらしきものに言及した」というwith Mac氏が、別に何のデータも提出していないことはリンク先を見れば一目瞭然だが、この人は分裂君とは全然違うことを言って彼の論を立証したと言い、更にそれを分裂君が持ち上げるという螺旋構造になっているところがまた凄いんだわ。

自由化によって様々な業種でリストラが起きます。リストラされた人は当然次の仕事を探すわけですが、そうなると比較的就職が楽な警備員には人手が過剰になります。人手が過剰な業種は当然価値が下がるので給料も当然下がります。(余談ですが人手が過剰になる人気職業も同じ。最近では美容師やデザイナーの給料が安いのと同じ原理)
という訳で分裂勘違い君の理論は日本の過去を振り返ってみれば簡単に立証されるのです。しかも不況(低生産力)による逆説でも立証出来るので、疑いようがありません。
他人の生産性と給料(バブル前後の日本) - with Mac

ここで言う「分裂勘違い君の理論」とは、冒頭でリンクされているように、例の「図解」なんだが、面倒でも読み返してみれば分かるとおり、賃金が上がった下がったという話はあってもリストラしたなんてどこにも書いてない。だからwith Macって人は自分で何を証明しているのかも分かっていない。書いているうちに分裂君の主張とは異なってしまったことに自分で気が付いていないのね。
この人の言うことは他にも面白いところがいっぱいで、例えばバブル崩壊後の日本を彼は「すなわち日本経済は大幅に生産力が低下したと言ってもいいでしょう。」と言うが、これは供給能力が低下したと解釈できる。それなら何故、政府は後の財政問題に発展するまで国債発行したんだろね?
「まとめ」とか言いつつ結局はいつもの通り読み手を混乱させているだけ。で、考えるのが嫌になっちゃった人はこんなことまで言い出す始末w

まともなまとめ。実社会での具体的定量的な議論無しには経済は語れないはずだが経済学者は誰も語れない。既存の経済学が口先だけのレトリックの域を出ていなくて現実は役に立たない事を広く知らしめた意味は大きい
xevraのブックマーク / 2007年02月19日

うわあああああ、この人凄えええええww 全経済学者に喧嘩売ってるよwwww よくもまぁここまで言い切れるものだ。同様に池田信夫もばっさりwwww

実社会を知らない学者先生の戯言。実業を知らず、本だけ読んできた人が経済を思いつきだけで偉そうに語るのは、車を運転した事もない人がF1の運転テクニックを講義するようなもの。本当に社会に役に立つ経済学を希望
xevraのブックマーク / 2007年02月19日

ひええええええwwww
話は飛ぶけど、坂本多聞という人の記事についたコメント。

>集合知が集合愚になりうるという危険性を明らかにした山形氏の主張に我々は学ばねばならない。
上の説明ですら分からない人がたくさんいます。こういう書き方だとまるで山形氏の説明が正しいようにとられてしまいますよ。
山形浩生氏や勘違い氏の論法に見る、学問扱いされてない経済学 – C|Net Japan

ええええ、こんなことも「分からない人がたくさん」いるのかぁ。「こういう書き方だとまるで山形氏の説明が正しいようにとられてしま」うって???? 信じられん….。しかもやっぱ「集合知」なんて嘘ばっか。どうせなら梅田望夫が参戦してくれると更に面白くなるのではないか。